この先の不動産市況(売買編)

令和2年2月までの不動産は高値基調で推移し、特に名古屋駅周辺では4年程前から今に掛け、高い所では5倍近くに値上がりしていました。
名古屋駅周辺~伏見~栄においては売り物件も少なく、収益利回りも4%後半~6%ぐらいで取引されていた。
(4年程前というと10%~15%での取引でした。*名古屋市内全体で)

では、この先どうなっていくのかを想定したいと思います。
最近は売り急ぎの物件は若干値段を下げてきています。これは先を見越した一部の売主が下がっていくだろうと感じているからだと思います。

どの辺りで今の経済が落ち着くのかを見合わせている売主・買主が多く、この状況が2,3か月続くと売り物件が出始めると思います。
例えば相場1億円の物件を売却する場合、最初は損をしたくないので1億で売り出す。3か月~6か月で売れないと10%前後の値下げをしていく。
経済がこのまま悪いと買主も『まだまだ下がるのでは?』という心理になり、購入しない。
売主は1年後ぐらいに、20%程の値下げに入る。
しかし、、、売れない。
したがって1年~2年の間に30%程の下落があると思います。
もっと怖いのは最悪、現在相場より半値になることも充分にあり得ます。

購入を考えている人は、購入時は1年半~2年後が安く買える時期だと思います。
特に人気があったタワーマンションや海外リゾート物件などは、一早く下落すると思います。

売却を考えている方は、5、6月まで様子をみて、この状況が収まらないのであれば思い切って最初から安く売りに出すことが得策です。
借り入れが多い不動産をお持ちの場合は、資産価値の下落・賃貸収入の下落・銀行からの貸し剥がしなどで、根こそぎ無くなってしまうケースもありますので気を付けてください。
<期限付きの借り入れだから安心?それは間違いですよ!>
期限付きの融資でも期限前に返済を迫られるケースはありますので注意を!

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