不動産売買の低下
- 2008.09.17
- その他
不動産売買は本当に最近(4月ぐらいから)取引が少ない状態です。
一番は金融機関の貸し渋りが問題だと私は思います。
支店長決済は降りても本部決済が通らない。
また通ったとしても自己資金が2~3割必要。
例えば1億の物件を投資目的で買おうとしても2~3千万自己資金が必要という訳です。
個人にしても企業にしても、これでは買えませんよね!
〝買わないという〟より〝買えないという〟状態ですよね。
ここで困るのが分譲会社。建売や分譲マンションが売れない!
最近では、新築で数ヶ月経っても売れない物件が格安で売られる。
『何個まとめて買ってくれたら○割引』なんてこともあったり。
先に定価で買った人が聞いたら訴訟問題ですよね。
でも、絶対と言っていいほど表には出ない。
理由は、買う人に契約書の中や念書で
『購入金額は外に言わないことを約束する』
なんていうような事を結んでいるからなんです。
デベロッパー(分譲会社)は計画通り売り切らないと、
次の予定地の開発の融資に支障が生じる、
仕方なくこのような処置をとることになるのです。
しかし、資金余力がある不動産会社などがこのような物件の纏め買いをして、
一つ一つを一般ユーザーに販売をしていく。といった現象がでてきている状態です。
分譲計画に穴をあけたくない大手分譲会社は
この先、在庫、評価損の発生をどうしていくのであろうか?
今、買える人は本当にいいですよね!
結局は自己資金を持っている人・企業が〝勝者〟になるということですよ!
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